月別アーカイブ: 2016年10月

漢字草書1.紛らわしい偏

草書をペン字で書く機会は古典の和歌か俳句ぐらいですが
検定の理論問題では不可欠ですので、ちょっと整理しておこうと思います。

先ずは読めないことには始まりません。

が、とにかく紛らわしい。

偏などは一本線だらけで何偏か区別つかない。

でも逆に言えば偏さえ推察できれば結構字を絞り込めるんで
区別しづらいややこしい偏をまとめてみます。

ペン字 漢字草書の偏

のさんずい偏はペン字では点のついた2画のバージョンが多いですが
書道では一本線もけっこう見られます。

ごんべんはのほうが一般的。

の「郎」「改」の偏と次のの「即」の偏は本当に紛らわしい。

ペン字 漢字草書の偏

は下の方がゴチャゴチャしてますが類似形で載せた字は微妙な違いを覚えておけば字数はそれほど多くないので区別できます。

それは次の6、8も同じ。でもが一番ややこしいかも。

ペン字 漢字草書の偏

ペン字漫画

ですが、これは地道に覚えていくしかない。

ペン字 漢字草書の偏

ペン字 漢字草書の偏

12の3つ目は見つかったの「邪」だけ。旁の画数が多い場合は
バランス上あんまり省略されないようです。

こんなところですかね。

では上の偏を使った字を書いてみます。

書道ではよく書く草書としてはけっこうメジャーな字です。

読めますか?

漢字草書 ペン字

答えは下の方に書いときます。

読めなかった人は次回

旁編で。

後、陽、紅、詩、謝、純、徐、残

転、臨、路、報、話、軽、郎、師

即、移、判、致、務、彩、能、体(體)

 

 

履歴書用?硬筆書写技能検定。

ペン字の検定で最も公的なものに近いのが
文科省後援の検定協会の硬筆書写技能検定です。

唯一履歴書に書ける検定試験といえるかもしれません。

特徴を今、私が受けてますNHK学園のペン字検定と比較して列記してみますと

硬筆書写技能検定

  • 試験会場での受験。
  • 等級:1級、準1級、2〜5級。
  • 制限時間あり(1〜2級90分、3〜5級60分)。
  • 好きな級を受けられる。
  • 理論問題あり。

NHK学園ペン字検定

  • 郵送での受験。(師範試験は以前は国立まで行ってたが去年から郵送に)
  • 等級:師範、5〜初段、1〜7級。
  • 基本的に一度の検定で1段階しか昇格しない。(師範になるには最短でも3年必要)
  • 5段までは実技のみ。(師範試験は理論、小論文、添削あり)

実技課題を書写技能検定の1〜2級、NHKの初段以上と比較すると

長文は横楷書、縦行書、ハガキ、漢詩・和歌(硬筆書写技能検定は選択)は同じだけど書写技能検定には4分での百数十字の速書き掲示書きがある。

以前にちょっと古すぎない?って言ったんですけど、まさにこの特徴である2つの課題が時代にそぐわない感じがするんですよね。

特に掲示書きは一番時間がかかりそうで受験するならレイアウトなど特別な練習が必要。

板書する先生や学生なら役立つかもしれませんが・・・

日常では手書きは手紙(一筆箋)、作品(展覧会)、記帳ぐらいしか残らないと思ってるんでねえ、制限時間内で書くことが必要かも疑問ですし

受験勉強が実用性にイマイチ繋がってないんで
硬筆書写技能検定を敬遠している原因なんですよね。

検定協会が文部省に認定されたのが昭和38年(現在は後援)

試験内容を変えてしまうと公平性が保たれにくくなって、等級の信頼度が失われるんで変えづらいのかもしれませんが・・・

まあ、でも御上が後援してますから一般人の信用度は一番だと思うんで

肩書き用と割り切って、取得して損はしない。

確か年間で成績優秀者は表彰されたような気がする。(未確認)

どうせチャレンジするなら表彰を目指すとモチベーションできるかも。

速書き問題やってみた。

試しに何の練習もせず、いきなりやってみた。
ボールペンを使用となってます。

硬筆書写技能検定 速書き課題

↑2級問題 何とか4分内で書けた。
失敗箇所は斜線で消せばいいそうです。

硬筆書写技能検定 速書き課題

↑1級問題 4分半かかった。

これで、字間、字の大きさ、中心線、各行両端揃えろとのこと。

こりゃトレーニングしないと書けんわ。手が動かない。

今、こういう技能 役立つ場あるかなあ・・・

 

ついでなんでNHK学園の方も触れときます。

こっちの一番の特徴は一度に一段しか上がらないこと。

時間はかかるんですけど順次取っていくと最終的に一通りのことができるようになる内容になってる。

さすが学校。

車の教習所と同じで学習カリキュラムとして利用すると勉強しやすい。

どこから手をつけていいかわからない人はいい目安になります。

師範試験が郵送になって受けやすくはなったんですが
添付の指定用紙は一課題三枚限定。

毛筆の方だと半切課題の用紙たった二枚らしいです。
これは相当練習してからじゃないとキツい。

小論文も手書き厳守です。
1000字書き損じないで書くのも結構大変。

結論

どっちでもいいから検定は受けた方がいい!!!

ピアノの発表会なんかと同じ、検定や展覧会に出さないと真剣に練習しない。

出した方が絶対上達速い。

五段への道 最終回 短歌攻略?散らしで突破。

五段に昇段しました。

今回は7、8月に時間が取れなかったんで厳しいと思ってたんですけど・・・

ほとんど短歌対策に時間をかけてたので他の3つはほぼ現状維持。

だから、短歌が決め手だったんでしょう。

楷書横書き 夏目漱石「草枕」

ペン字 横楷書 夏目漱石

uni-ball SigNo RT1 0.5

お礼状 書体自由

ペン字 お礼ハガキ

uni-ball SigNo RT1 0.38

漢詩七言絶句「山行」杜牧 書体自由

ペン字 漢詩 山行

uni-ball SigNo RT1 0.5

↑この3つは、前回と大差ないと思います。

前回の失敗は短歌が原因・・・
というのを確認したくて特別工夫をしませんでした。

で、問題の短歌。

過去記事でもいろいろ書きましたが、散らし書きを中心に練習したので
せっかくなんでダメ元で散らしで勝負しました。

短歌 行書 北原白秋

ペン字 短歌 散らし書き

pilot ペン字練習用万年筆

2行書きで挑戦して下手に昇段してしまうと
散らし書きで厳格なチェックを受ける機会が
もう無くなってしまうと思いチャレンジしました。

短歌なので草仮名はなるべく使わず、漢字もほぼそのままに。

昇段できて良かったですが出来はよくわかりません。

昇段すると思ってなかったんで練習はずっと続けてて
実は今、もう少し上達してるんでちょっと残念な気もするんですが
さすがに同じ文ばかりで飽きたんで別な物書けるのは嬉しい。

で、 NHK学園の検定に関しては来年師範試験ということになりますが

2万円かあ…

一応、小論文の準備は指導方法の整理にもなるのでやっとくつもりですが
受けるかどうかは懐具合を見て判断いたします。